苦しみの中で神様と出会っているガンジンさん
人生で急に訪れる苦しみと危機。それによって普通の人たちは絶望して不幸だと思う。しかし本当にそれだけなのか。インゼ市に住んでいる、3年前に卵巣ガンの手術治療後最近再発している中で真の喜びが訪れているガンさんに会った。
ガンさん:どうして私はいつも平凡な道を歩めないのか。どうして私はいつも神様を信じても苦難しかないのか。奇跡をくださいとたくさん祈っても私はいつも高い現実の壁にあう。しかし神様は私に真の恵みを話している。つまり主と共にいるこの瞬間、耳で聞くだけだった神様を目で見ます。主以外には私に祝福はありません。主よ、愛します。
– 感謝します。この告白があるまでどんなことがありましたか。
ガンさん:3年前に次男がクリスチャン学校に入学して間もない時でした。普段はとても健康でしたが、ある日お腹が大きく膨らんできました。病院に行ったらガンで3か月から6か月くらい生きられると言われました。肝臓と大腸も転移してすでに末期になりそうでした。
ソウルの病院で手術をしましたがすべてが順調で主が守ってくださったと告白するしかないほどでした。手術は成功で、その後抗がん治療をうけている中でも主の御恵みを感じました。そのように過ごしていて去年秋無理したのが原因なのか再発したことを知りました。医者もびっくりするくらいの回復でしたが、再発だけではなく腫瘍がとても早く成長していると言われました。それで再び手術をうけました。
急に発した末期ガン
– 大変ではなかったですか。家族も大変だったと思いますが。
ガンさん:初めて発病したときに夫と子供たちは私が死ぬかと恐れていました。軍人だった夫は昇進を目の前にしていた状況でした。しかし昇進はあきらめてすべてを受け入れました。長男は外国への留学中でしたので知らせてなかったです。
しかし後で長男に知らせた時に信仰を励ましてともに祈りました。ガンが再発したときは次男が学校卒業とともに2年間の短期宣教師としていく時でした。お母さんがこんな状況なので行かないでと周りの人たちから言われました。しかし息子に話しました。‘あなたはあなたの場で、私は私のこの場でいるのが主の御心である’ いま息子は主にゆだねて、主が呼び掛けてくださった場所にいます。
– とても大変な状況だったのに、どうしてこのような告白ができるのか知りたいですね。
ガンさん:手術するときに大腸検査のために4Lの水を飲まないといけなかったですが、すでにお腹に腹水が多くあって飲めなかったです。祈ってくださっていたある聖徒さんが主からの応答していただいたから水を飲んでみるようにと言いました。そういわれると本当に飲めるようになりました。手術が終わってからも祈らないと何も食べれなかったです。
その時悟りました。‘主がいま私に幼い子のように教えてくださっているんだな’と。食べることも、飲むことも、指一本動くことも主によらないと何もできないことを悟りました。
生きている主に出会う
– 毎瞬間が恵みでしたね
ガンさん:手術後主にゆだねて抗がん治療を始めました。私の体の中は病気で大変でしたが、心の中ではこのガンが祝福だなという気持ちになりました。ある日世界の所々で起きる地震のニュースを聞いて気付きました。‘主は私たちの人生のすべてのところにいらっしゃるんだな’と。
その時耳で聞いていた主を目で見るとのヨブの告白がこれだと思いました。それがわかる瞬間私にガンは問題にならないと思いました。感謝いっぱいでうれしくて私のために祈ってくださっている知人たちに手紙を書きました。このガンが私には祝福であると。そうするとある人たちは私がおかしくなったと言いました。それでも私は本気でした。
– 自己感情ではそんな告白はし難いですよね。
ガンさん:再発判定をうけて泣きながら祈りました。主が私を愛していると言ってくださるようにと願いました。祈祷の仲間たちを通して聞いたことはあっても、今度こそは私に直接一度だけ聞かせてくださいと祈りました。神様に私を見ているのかと叫びましたが何も言ってくださいませんでした。とても辛くなりました。
そんな時ある知人から連絡が来ました。次男の学校で行われている演劇が中継されているとのことでした。その映像をみたら次男が見えなかったです。音楽担当でした。多くは舞台で注目されているのに、見えない次男を思っていたら自分と似たような気がしました。‘人生の舞台で私は注目されていないんだな。私は一度も舞台に上がってない人間なんだね’と。これを思っているとき、急に音楽担当者たちが出てきました。カメラが私を息子を映してくれました。
‘息子はわかるのかな、私が自分を見ていることを’ 演劇が終わってみんなが舞台に上がって挨拶をしました。息子の喜んでいる姿が見えました。息子が私を意識しなくて自分に置かれている状況のなかで喜んで感謝していることが、私の喜びになることに気づきました。涙が流れました。‘あ、そうだったんだ。私は神様が私を見ていないと思っていたが、神様はいつもこのように私を見っておられたんだ’ これに気づいていまは主に私を見ているのかと聞くお祈りはしていないです。
– 生きている神様を本当に信じるようになったんですね。
ガンさん:はい。神様が私を愛していることと神様が私を見ていることが、自分には実在になっています。その日の夜中に起き上がって演劇の子供たちの言葉ひとつひとつが浮かびました。‘あなたたちは私を絶対に信頼していなかった。なのであなたたちは絶対的な喜びがないのだ’ その瞬間ひざまずいて祈りました。‘神様、私は神様を信じているといいながら本当は絶対的な信頼はしていなかったです。だから私には絶対的な喜びがなかったんですね’
しかし神様がいろんなことを気付かせてくださいました。神様は自分の愛をはっきりと言ってくださいました。すべての賛美が主の応答であって、私が読んだ聖書がご約束でした。主は私のすべてのお祈りに応答したと言ってくださいました。振り返って考えると本当に主は私の祈りにすべて答えてくださいました。生まれた時から平坦ではなかった人生でしたが、人生の全過程の中で主は私と友にいてくださっていたんです。
– とてもうれしい御恵みでしたね。しかしこんな経験がなかったらよかったのにとは思いませんか。
ガンさん:いいえ、もしこれがなかったら私はただ教会に行って礼拝をささげて、聖書勉強を熱心しながら‘これくらいでいいでしょう’と思っていたでしょう。神様と関係なく、さらに神様を知らないままで。なのでガンになったことは祝福だと思います。
– その後どんな変化がありましたか。
ガンさん:私の中にある憎しみがなくなりました。恨みもなくなりました。カウンセリング治療をしているお友達は主を恨めといいました。しかし私はこれが祝福だと思われるので恨む理由がありません。逆に主にもっと信頼できます。本当に感謝です。私だけではなく、私の家族たちにもこのような平安があります。夫と子供たちみんな感謝しています。
若かった時はお金に対して執着がありました。お金を2倍に増やさないと満足できないお金の奴隷でした。しかしガンになって多くの治療費のために借金をすることになって、神様が返せるようになった恵みとともに、これ以上お金の奴隷にならないようになりました。そして再発しているとの宣告を聞いた時も平安でした。これはこの世の誰かが慰めようとしても味わえない平安です。一番の大きな変化です。
– 本当に驚くべき主の働きですね。
ガンさん:はい。神様はまた周囲のガン患者さんたちを私に送ってくださいました。続けて連絡して交わるようにしてくださいました。彼らに私が短いメールを送ってもお互いの気持ちがわかるから同じ気持ちで一緒に祈りました。私よりもっと深刻なガン患者さんに私が会った神様を分かち合いながら慰めあっています。
外国から来たガン治療中の牧師とも交わって祈る時間を持ちました。このように思ってもいなかった多くの方たちに出会って祈りあっています。
– 本当に感謝ですね。お祈りの課題は何ですか。
ガンさん:以前神様から3か月ずつ命をいただくと言った時がありました。もし神様が私の命を延長して治療してくださるならば、この家を宣教治癒センターにささげようと思います。宣教師たちを助けたいです。
宣教師たちが病気になって帰ってきたら私が知っている食事療法などの方法で助けたいと思っています。神様は夫にも同じ心をくださいました。この家の名もすでに主からいただいています。‘主の翼のした’です。3か月後完治判定がでたらささげようと思っています。
– 最後に病気をもっている方たちに話したいことがありますか。
ガンさん:闘病生活をしていると、神様に対していろんな疑いが出てくるでしょう。神様はどうして私にこんなことをさせるのか、祈っても答えてくれないのかと。しかし神様はいつも共にいてくださっています。私が感じないときにも神様は働いてくださっています。生き延びることより、いま私に与えられた一日一日を感謝しています。神様を賛美できる理由にもなりました。信仰の目で主を見上げる時間になってほしいです。病が治ることよりも主を知っていく喜びは比較にならない喜びでした。その喜びをともにいだいてほしいです。
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