従順の道を選択した金ヒョンジョン、ガン・ジョンスン牧師夫婦
– どのようにして主に出会いましたか。
金牧師;私は徹底した儒教の家で育ちました。正しく生きることが人生の目的だと学んでいました。しかし決して自分は正しく生きることが出来なかったです。青少年の時に犯した罪の記憶が私を苦しめました。私の良心から見ても自分の姿はとても恥ずかしいことでした。でも大人たちの前では良い子として見せるために努力しました。その中高校1年生の時、友達につれられて教会に行きました。私に親切な教会が好きでした。高校2年の時に教会のキャンプで自分が罪人であることや、十字架のイエス様によって罪がゆるされたことを信じて、神様の御恵みに感謝して宣教師になることを決めました。だんだん主を知っていて信仰が深くなるころ、私が通っているところが異端団体であることに気付きました。
– 異端ですか。衝撃が大きかったでしょう。
金牧師;始めはとても戸惑いました。私がバカのような選択をしたと思い、自分が許せなかったです。しかし離れることが出来なかったです。自分の選択が正しいと証明したかったです。そこで役人になって働いていた時、お父さんがガンでなくなりました。幸いなことにお父さんは福音を聞いてなくなる10日前にイエス様を信じました。その時に死に対して悩み、神様の存在に関しても実感し始めました。イエス様に出会ったお父さんは、なくなる前に私に牧師なるようにと言い残しました。結局そこを出て神学校に入学しました。そこで妻にあい、6カ月の短い交際を終えて結婚しました。
– とても短期間に結婚しましたね。
ガンさん;私は拉致にあって死にそうな経験をしました。その時私の残った人生を主に捧げると決めました。しかし肉親の情欲を追及する自分は本当の自由がなかったです。その当時思ったのが、早く結婚することでした。その中夫に出会いました。とても良い人でした。約束をしていて、私が3回も出なかったのに怒ってなかったです。どうしてそんないい性格を持つことができるのかと思い、結婚を決めました。しかしこれから何が起こるかに関して全く知りませんでした。
– どんなことがありましたか。
ガンさん;ある日夫の実家で先祖様への祭祀がありました。クリスチャン家庭で育った私としては文化の衝撃でした。しかしもっとびっくりしたのは夫の態度でした。夫は伝道師だったのに・・・‘いや、こんな人とこれからどう生きよう?’と思い、戦争が始めました。夫と私との間にも戦争でしたが、自分の内面での戦争はもっと激しかったです。主を信じることは何であるのか悩み始めました。
金牧師;私もその当時とても大変な時間を過ごしていました。どんなに神学を学んでいても禁欲、断食をしていて律法的に正しく生きていても、自分の罪人である姿は変わりませんでした。伝道師になって主の働きをしていてもとても渇いていました。果たして救いは何だろうか。福音は何か。深く悩みました。解決のために何かを求めて探していた中、ある宣教団体に出会いました。ただ福音だけが自分たちの全部であり、共同体で生活している宣教師たちに出会いました。彼らをみて‘あれだ’と思いましたが、そのようには行きたくなかったです。実は怖かったです。それでもそこに行って宣教訓練を受けました。しかし自分が過去に異端教会で活動したことが知られるのではないかと恐れました。
変わらない自分に対しての葛藤と渇き
– どんな時間が続きましたか。
ガンさん;私は関心を長男に全てを注ぎました。子を産むとき命が危なかったのですが、健康に育ちました。そして子供を御言葉で養育するため努力しました。子供もよく学んでいました。子供が小学校の一年生の時、交通事故で大きな怪我をしました。救急車で移動するとき、子供に聞きました。‘グンワンちゃん、神様がいま連れていくかもしれない。主に会ったらいいでしょう?’しかし子供の口からは‘ママ、私死んだら地獄に行くかもしれない’ 聖書の言葉も沢山知っていて、お祈りも沢山しているのに地獄に行くんだと思うと、何か大変間違っていたと思われました。私が何を間違えただろうか。混乱しました。主の大きな恵みによって息子は回復しましたが、息子のことで夫を攻め続けました。
– 状況がよくなかったですね。どのように克服しましたか。
金牧師;主の御恵みの以外には他に説明できないです。渇きの中で泉に出会いました。2006年教会を開拓しました。その時も口では福音を言っていましたが、自分の人生には実在していなかったです。2011年の福音祈祷同盟が開催する集会に参加しました。教会の聖徒たちと息子が一緒に参加しました。その集会で福音が、自分に与えられた祝福が何であるのかを悟って集会以後福音の前に立ちたいと思って福音学校の訓練過程に参加しました。福音の真理の前で私がどうしてそんなにも変わっていなかったのかが分かりました。つまり私は罪人である存在に問題があることに気付きました。その罪である存在が十字架でイエス様と一緒に死にました。
ガンさん;神様の恵みは私に臨みました。夫が世界のための祈りをしようと言いました。夫が福音学校に行っている間は代わりに祈ってくれるようにと頼まれました。素直にはなれなかったですが、決められた時間にお祈りの場へ出ました。祈っている中で主は恵みを注いでくださいました。今までは家族のために祈っていましたが、世界のために祈っていると心の底から喜びが溢れました。24・365祈祷に参加したくて仲介祈祷学校の訓練をうけてから福音に関しての渇きはもっと深くなりました。講師の宣教師たちは私の生活とは違っていました。彼らの告白はみんな幸せだということでした。何が問題なのか。彼らが嘘をついているのか、あるいは自分が問題なのか、結局神様は私を福音学校へと導いてくださって福音の真理で回復してくださいました。
– 主が二人を福音の真理の前へと導いてくださいましたね。
金牧師;はい。妻と共に今は福音によって回復された命らしく信仰の歩みを歩んでいます。しかしいまだに妻と完全なる連合ができなくていましたが、子供がヘブロン原型学校に通いながらその変化が私たち夫婦にも影響しました。
ガンさん;一週間に一回家に帰る息子との会話の中である日から距離感を感じ始めました。‘グンワンちゃん、学校へ行くと毎日良いことばっかりではないのに、なぜそこが好きなの?’、‘ママ、真理の中にいるのがいいですよ’ 私も福音の真理を聞いて生きると思っていますが、息子とは違う何かがあります。果たして私にはないのは何でしょう? 少なくとも‘自分が問題’だと思いました。悩んだ末夫が行こうとした6カ月間の共同体訓練である福音士官学校に私が先に申し込みました。
福音を通しての子供の変化が家庭回復の始まり
– 共同体の訓練の間どんな恵みがりましたか。
ガンさん;私に罪人という宣告が下れました。単純な罪人ではなく、私のすべてが罪になるしかない存在的罪人でした。しかし神様はどのようにこんな私に命をくださって福音の通路に用いてくださっているのか、ただただその恵みに感謝でした。いまは主なしでは何もできない無能者になって帰って来ました。そしてすぐ夫がその学校に入りました。
金牧師;福音士官学校での訓練はよかったです。しかしそれが全部ではなかったです。訓練を終えて、自分が主よりも先に走っているのに気付きました。いまも一所懸命働いて主の前に差し上げたい自分のことを徹底して直面しました。福音は私がうまく生きていくのではなく、主の恵みによって生きることであります。神様は一所懸命生きていた私を崩して、ヘブリ書のみ言葉をくださいました。‘信仰によって、アブラハムは受け継ぐべき地に出て・・・行く先を知らないで出て行った(ヘブリ11:8)’いままで主を信頼してなくて自分の力で一所懸命生きてきた私に主は‘一回だけ私についてきてみなさい!’と言ってくださいました。
魂を生かす仕事が私が行くべき道
– 信仰の歩みはどのようになりましたか。
金牧師;私は2012年から全州地域で毎年開く青少年福音キャンプに仕えています。キャンプ1期から仕えましたが大変でした。なぜならば子供たちに福音を伝えるのも大変でしたが、子供たちがキャンプの途中に帰っていくことが続きました。皆絶望の中に堕ちました。しかし私たちの子供たちが生きるか死ぬかの問題であるので諦めませんでした。私たちが出来るのかできないのかの問題ではなく、従順、不従順の問題だと思ってみんな従順しました。キャンプの時に子供が帰らないように厳しく管理しました。そのように進行する中、次世代を生かしている主の働きを見ました。
ガンさん;青少年キャンプは次世代を生かす通路になりましたが、私を生かす通路にもなりました。7月にあったキャンプには主が私の心に夫に関してみ心を知らせてくださいました。秩序の主が私たちを善へと、そして主によって幸いな道へと導いてくださることに確信しました。夫を自分の意思で動かそうとしたことをしなくなりました。夫の上に私が王になろうとしていたことがだめだったことに気付きました。また青少年キャンプには参加できませんでしたが、そこで次世代を生かす栄光を見ました。そして私たちを宣教師として導いてくださいました。
– 宣教師として歩むことになりましたか。
金牧師;今すぐではないです。長い間待っていた宣教師としての道を歩むために9月から世界連合祈祷チームで訓練することになりました。その期間中福音と祈祷での訓練を期待しています。
– 祈祷課題を教えてください。
ガンさん;いままで夫に従えなかったことが沢山ありましたが、いまは私が主人ではなく全心に従順するように祈ってください。
金牧師;私は一つです。御言葉の成就。主への信仰を主が成し遂げてくださることと、二つの心を抱かずただ主だけが私の人生の主人になるようにと祈ってください。御言葉を成し遂げてくださる主に本当に会いたいです。
[GNPNEWS] Y.K.