▶ チャールズ ダーウィンの‛種の起源’出版後、当時英国新聞に登場された風刺画(出典:ウィキペディア)
創造物語(2)
本紙は創造論の専門家であるアメリカのケント ホヴィンド博士の創造論講義を要約、紹介する。ホヴィンド博士の講義は聖書を中心にして神の創造世界を興味深く説明しながら、進化論が嘘の信仰体系であることを明快に明かしている。<編集者>
嘘は真実の上に作られる。
誰かに嘘を信じさせたいなら嘘を事実と混ぜればいい。私が幼いごろ、兄は私のバナナを奪いたくて嘘をついた。私は3年間その嘘に騙されていた。兄は南米には木にぶらさがって生きるクモがあって、そのクモが死ぬ時に折れる足の間からカビが生えてそれがバナナになると嘘をついた。その時に兄が私の疑いをはらすためにバナナを半分に割って黒い点を見せてくれた。そこに黒い点がなかったら私はその嘘を信じなかっただろう。
これはネズミを殺すために使用してきた方法でもあるのだ。ネズミに毒だけをやるのではない。食べ物に毒を少し混ぜてやる。殺鼠剤の殆どは食べ物で、極少量だけが毒である。互いに関係のない二つを混ぜてネズミを騙す。
人は同じような方法を商売に使った。全然関係のないカウボーイとタバコを混ぜて、スポーツとビールを連関させた。タバコを吸うからカウボーイになるわけではないし、ビールを飲んだらスポーツ選手になるわけではないのに人はその嘘に騙される。
聖書はお酒を飲んだら人生を壊すという。これが真実である。‛不幸な者は誰か、嘆かわしい者は誰か、いさかいの絶えぬ者は誰か、愚痴を言う者は誰か、理由なく傷だらけになっているのは誰か、濁った目をしているのは誰か。 それは、酒を飲んで夜更かしする者。混ぜ合わせた酒に深入りする者。’(箴言23:29~30)‛酒を見つめるな。酒は赤く杯の中で輝き、滑らかに喉を下るが’(箴言23:31)‛災いだ。自分の隣人に怒りの熱を加えた酒を飲ませ、酔わせて、その裸を見ようとする者は。’(ハバクク2:15)この以外にも酒を触るなというのは聖書の何か所もある。
トラックの輪に轢かれなくてもそれが痛いことを知るように、酒を飲まなくてもよくないことはわかる。良い悪いのを知るためにすべてを経験しなければならないのではない。他人を見て習う方法がある。
私は科学の本が好きで集めるが、その中には若干の毒が混ぜってあった。まるで殺鼠剤のようだ。どんな毒が教科書にあるか?
▶ 進化論的生命の起源に対する理論(出所:創造科学宣教会キャプチャー)
非生命体から生命体が作れたら進化論が成立
1学年教科書には‛地球は45億年前に生じた以来あまり変わってない’と書いてある。そしたら1年生の子供は、私がクモからバナナができたのを信じたように、その事実を信じる。そして、2年生になったら教科書は ‛地球は45億年前に生じてから変化してきた’という。そして、‛生命体もやはり地球で進化して来た’と、うまうまと進化という単語を使用している。
しかし、進化するには次のような事実を究明しなければならない。一つ目、進化で主張するビックバン理論によると遠い昔に‛パン’と水素とヘリウムが生成されたという。そしたら、そのほかの元素はどこからできたのか?ウラニウムが水素から進化したと信じる? 進化論者は融合を主張するが、ウラニウムは鉄の次に融合できない物質であるのだ。二つ目、鶏と卵の問題。星ができるには元素が必要になる、元素は星がなければならない。何が先なのか?私たちは星の爆発を観察したりする。
私たちはこれを‛新星’また、大きいのは‛超新星’という。しかし星ができるのを誰も見たことがない。三つ目、有機的進化があるべきである。非生命体から生命体が出来上がるのに、誰もこのことについて立証できない。四つ目、そして動物がほかの動物に変化する‛大進化’が起きなければならない。しかし、犬が犬でない他の何かを生産するのを見たことがない。
五つ目、同じ種類の中で‛小進化’をしなければならないのに、これは認められる。動物はいろいろな姿の子孫を生産できる。同じ種類で長い髪、長い脚、短い脚など、そんな変化はありうる。
進化論を立証できる要素の中で小進化の外の前提は科学的に受け止めがたい内容であるのだ。結局、このような前提が解決してから説明できる進化論を信じることは事実上、宗教を受け止めるのと等しいのである。<続く>[福音祈祷新聞]