中国宣教界および主要人物を監視する中国ダチンバオ(大情報)

Date

2015-01-23

インタ-ネット。携帯電話。 C C T V などの監視システムに10年間178兆Won投入。

中国政府がキリスト教の牧師や宣教師たちはもちろん、国内外の有名人たちの情報を検閲している ‘ ダチンバオ (大情報) ‘ の実体を中国宣教専門誌‘中国を主に’12月号が最近紹介した。

ウェブマガジンで発刊されるこの雑誌に寄稿したある中国専門家は、中国公安部が10年前から極秘で構築してきた監視システム‘ダチンバオ(大情報)’で国内外の要注意人物達の携帯電話、インタ-ネットメールなどを細かく監視していると述べた。中文のニュースサイトボシーン(博訊)によると、今までダチンバオの構築予算に1兆元(約178兆WON)を入れ込んだと言う。

中国のインターネット人口は 6億3,000 人に達する。1日、インターネット上の情報送信量も200億件にのぼる。携帯電話のユーザーは、12億人を超える。ダチンバオは、このようなインターネット利用環境で留学生や華僑を通じても外国の政府の主要な情報を収集するだけではなく、要注意人物達の海外携帯電話とインターネットアカウントを追跡している。

また、不満勢力などについては司法機関の令状なしでいつでも携帯電話を傍受する事ができ、中国内のインタネット情報をほぼすべて収集、保存する事ができる。大概の保安設定ではダチンバオを防ぎ止める事は出来ないという。

中国で活動していた宣教師達は公安機関の召喚で公安関係者をあった時、自分自身と関係者達についての情報を正確に把握しているという事実に驚きを禁じ得ずに居る。その理由がまさにこのようなシステムだから可能であると言う。

実際、中国で活動しているある宣教師は“最近、ある町にある大学で忘れ物をして学校側に問い合わせたら、関係者に引かれて入った所で学校の隅々まで把握できるCCTVに接続されているモニターのステータスが壁前面を占めていた。”と、中国の監視システムに驚いたと言う経験を打ち明けた事もある。

中国政府の情報収集能力に対して世界宣教界も舌を巻くくらいだ。中国内部ニュースの通である人物は“韓国だけじゃなく海外での宣教集まりすらも間違いなく‘中国の見えない手’が届いている”と言いながら”電話、メールなどはほぼ100%露出されていると見ていい“と言っている。

中国政府がこのように敏感に反応するのは反政府デモとか少数民族テロにインターネットが積極的に利用されていると判断しているからである。インターネットが21世紀型体制維持手段で必須ではあるが体制の脅威でもあるとの観点だ。

中国政府は2013年後半期から流言飛語の取り締まりの名分を立ててインターネット空間に対しての検閲を大幅強化しながら、有名なブロガーたちを多く逮捕した。続けて2014年2月にはシジンピン国家主席がサイバー安保とインタネット管理、取締りを総括する‘中央インターネット安全情報化領導小組’を発足させながら直接助長まで引き受けた。

シ主席は“インターネット安全が保障されなければ国家安全も、情報化も、現代化もない”と言い、インタネット安保と情報化が国家安保と発展はもちろん人民の生活と仕事に関連する重大戦略問題だと力説した。

一方、中国が世界最大のキリスト教の国家になるとの意見があるなかで、党員の宗教的信念を認めない中国共産党が宗教的信念を持っている党員を今まで注意深く観察しただけではなく、一日も早く彼らを整理する事と知られている。

昨年11月、中国共産党中央紀律検車委員会の地方密航組織である‘中央巡視組’の報告書によると“浙江省一部地域の少数党員が宗教活動に参加して、宗教を信じている”と明らかにした。中央巡視組が党員の宗教問題を公式に触れたのは初めてで、大変異例に属する事である。2005年10月には‘党組織、党員幹部達の宗教活動連関および加入、参加に関する通知’を示達して、この規定を違反した場合、出党措置も辞さないと言った。

それにもかかわらず、共産党員の中でキリスト教人が少なくないというのが公然の秘密であった。宗教に対する中国共産党の認識はまったく変わっていなかった。

ジュウウェイチン中国人民政治協商会議の民族宗教委員会主任は、昨年、ある週刊誌のインタビューで“共産党員が宗教をもつと言う事は、党員自ら武装解除して党性を失う事”だと、特に“一部外国勢力がキリスト教を通じて中国に浸透して反体制の道具で利用している”と述べた。

2012年シジンピン体制が登場したら宣教界の一部では、中国政府が宗教の自由をさらに進むだろうという楽観的予測を出したが、内部事情が宜しくないのは事実である。過去はもちろん今もたびたび追放された宣教師たちのニュースが入る。

ある中国専門家は、シジンピン体制の10年間、国家が公認した三自愛國運動委員會は多少の浮き沈みがあるが、非公認教会である家庭教会はかなりの難しさに直面するだろう“と予想した。また別の専門家も”家庭教会は国の統制を受ける三自愛國運動委員會にするか、そうでなければ迫害を甘んじて受けるか、二者択一を迫られる事になる“と予測した。

中国政府がいわゆる ‘体制外教会’を‘体制内教会’にして、活動の自由を許可する代わりに、ガラスのように見ようするだろうという分析である。[GNPNEWS]

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