石油豊国ノルウェー、‘豊かさのため段々沈没’

Date

2013年12月16日

エルサレムよ、起きよ、起きよ、立て。あなたはさきに主の手から憤りの杯をうけて飲み、よろめかす大杯を、滓までも飲みほした。(イザヤ 51:17)

北ヨッロパの石油豊国ノルウェーの経済が、‘豊かさのため段々沈んでいる’という警告音がなっている。

ノルウェーの経済は数値上、全政界のうらやましさの対象である。まず丈夫な成長の中で一人当たり国内総生産(GDP)が10万ドルを超える。オイルマネーを根拠に保有為替が7000億に達する。これを国民一人当たり保有金額として換算すると14万ドルである。

しかしこんな豊かさのため、仕事よりは余暇と家庭にもって関心を持って、経済が段々と沈没しているとの警告が出ている。人口500万人の国家に毎年5万人が移民してくるが、労働生産性はまだ低い。

反面給料は大きく上がって、国内企業の競争力は思わしくない。特に石油のエンジニアリングの側がそうである。最近国営石油企業のスタトイルが出した入札で、この国の造船・建設重装備グルップであるクバーナが、デウ海洋造船に負けたのも価格競争力のためである。

クバーナはこんな理由で何回も入札で失敗した。オスロ大学のイバル・プロネス社会学教授は、‘石油が宝くじであり’といいながら、‘豊かさが社会をむしばんでいる’と警告した。彼は、‘人たちがお家と山、海辺の別荘を当たり前と考えている’と嘆いた。

プロネスは、‘金曜日ではない木曜日午後に旅行にでかけるオスロの職場の人たちが増えている’といい、‘週末がとても長い’と警告した。

反面給料は大きく上がって、2000年以後63%も上昇した。上昇幅はドイツとスウェデンより約6倍にもなる。しかし勤労時間は短くなって、パートタイムを入れても就職率が61%にすぎない。30代後半の通信会社の職員は、‘楽しめるくらい儲けるのが何で悪いのか’といい、‘余暇を楽しんで家族と共に時間を過ごすくらい儲ければいい’と言った。

ノルウェーは労働力と生産性欠乏を移民で解決しようとするが、しかし問題だけ増やしていると中央銀行は警告した。ノルウェーの企業連合の所属エコノミストはこれを、‘間違った移民を誘導したからである’と批判した。彼は、‘特にエンジニアリング側で熟練人力を確保するのには効果的ではない’と加えた。

財政黒字がGDPの12%に達しているノルウェーの福祉減縮の必要性も言われている。

スウェデンが1990年代行ったように福祉財政を減らさないと黒字財政を維持できないとの警告が続けて報告される。しかしノルウェーの長い慣性のため現実的には難しいのが問題である。

企業連合の関係者は、‘ノルウェーが政治権でこんな問題点を知ってはいるが、しかし人たちがいますぐ危機を感じないため、問題解決に時間がかかるしかない’と言った。(出所;連合ニュース 総合)

しかし、このことは知っておかねばならない。終わりの時には、苦難の時代が来る。その時、人々は自分を愛する者、金を愛する者、大言壮語する者、高慢な者、神を謗る物、親に逆らう者、恩を知らぬもの、神聖を汚す者、 (テモテへの第二の手紙 3:1-2)

愛する神様、ノルウェーの魂たちがいまこの終末の時代であることを知る知恵をください。ノルウェーの地にゆるした豊かさは肉体のお腹だけを満たすのではなく、隣人とこの世に仕える祝福の道具であることを信じます。この地の魂たちが物質の誘惑に勝ち、主の栄光に信仰として参加できるようにしてください。この時にノルウェーの教会を起こしてくださり、祈るようにして主の証人として、この時代を生きて福音の能力と祝福と栄光を世に流せる通路にならせてください。ノルウェーの魂を帰らせてくださり、この世に福音の光がさせるよう、主だけを期待します。(祈祷24・365提供)

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