▶最近エティオピアのティグライ種族のためにテォグチニャ語で翻訳した聖書を受け取った少女の姿。この聖書の翻訳で450万のティグライ種族が主のみ言葉を読むようになった。
“5億人は半分翻訳の聖書もなくて、点字翻訳なしの言語が多い”
世界聖書公会は2015年の一年間50種類の新しい言語で聖書を完全翻訳あるいは部分翻訳して発刊したと明かした。
これによって全世界で160万人ほどの人たちが自分たちの言語で記録された聖書に会うことができた。また11か所の共同体が完全翻訳された聖書をいただいて、6か所の共同体は新約聖書をもらうことができた。
聖書公会の集計によると2015年末の現在563個の言語で聖書が翻訳されて51億人ほどが自分の言語の聖書に会えた。
これからも続けて新しい言語翻訳作業が進むと、聖書翻訳空白状況はだんだんなくなると思われる。しかしまだ28億人ほどの人口は聖書を部分だけ読めて、自分の言語で翻訳された聖書を全然会えない人口も5億人になる。
しかし現在まで聖書がない種族のための聖書翻訳作業はよい展望である。現在聖書未保有種族の言語は象形文字レベルで、彼らの言語が400個ほど存在している。これらの文字の中で新約聖書でも翻訳された言語は比較的にわかりやすいアメリカインデアンの言語である。一部の他の文字に対しての翻訳は進めているが、その速度はとても遅いのである。
また点字聖書の翻訳も至急である。すでに翻訳が完了した言語だとしてもその言語に該当する点字聖書を作成することは別の問題である。視覚障害人のための点字自体が存在しない言語に対しては彼らの言語にあった点字開発事業をまず行わないといけないのである。さらにOECD 国家のひとつであるメキシコさえも点字聖書がまだないのである。[GNPNEWS]