神様の主権と恵みの下にある家庭

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ヤンバン・アイクの『アルノルピニ夫婦の結婚』

2週間外国へお祈りのアウトリーチのために発つ夫の荷物を準備する中、ふっと私の家庭が神様の恵みの下でどんなに感謝の人生を送ったのかに気付いた。

北ヨロッパのルネサンス時代を代表する画家ヤンバン・アイクが描いたこの絵のように、恵みの下にある人生と家庭を浮かべた。

画の主人公であり、当時の有名だった皮商人だったアルノルピニは自分の結婚を記念するために、当時有名だった画家バン・アイクに作品を依頼した。夫婦の後ろの壁の正面には‘ヤンバン・アイク、ここにいた’という字が刻んであったが、作家がこの夫婦の結婚に証人だったことを表示している。

一方夫の足においてある靴は聖なる場所で靴を脱いでいたモーセの伝統を指している。つまりこの結婚は神様がゆるしてくださった聖なる婚礼であると表わしている。

夫婦が着た毛皮の服は画の左側の窓の向こうに描いたチェーリの木を見ると季節を意味するのではない。つまり毛皮商人だった彼らの職業を表わす。

夫と奥さんは手をつないでいるが、奥さんの手のひらは上を向けて開いてある。これは夫に従順しろという聖書のみ言葉を描いたのである。また壁にかかってある鏡のわくにはイェス様の生涯が装飾されてある。

私の人生を神様の人生に映してみろと意味である。最後に頭の上にはシャンデリアがかかってあるが、細心に描写されるシャンデリアにはろうそくがたった一つさしてある。つまり唯一である神様を意味する。

つまり彼らの職業も、彼らの連合も、結婚生活も全部神様の主管下にあることを告白している。表では平凡な家財器具を描いたように見えるが、事実バン・アイクは若い夫婦の新しい出発を記念して祝福いっぱいの言葉を画で表現しているのである。

奥さんは夫に従順しよう、いつも人生を神様の前に置こう、これが神様が主管する神聖な婚礼であることを覚えよう。そして何より彼らの人生は神様の恵みの下にある。つまり私たちの家庭と同じように。。。。

画の説明: ヤンバン・アイク,, 1434年, ロンドン ナショナル ゲラリー 所長)

文. 李サンユン(美術評論家)

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