北朝鮮の地下教会で信徒たちの実際の礼拝映像、初公開

Date

2013年12月16日

聖書と賛美を接した経路は、生命をかけて国境を超える“バイブルルート”を通して…

『だが、それがなんであろう。口実であれ、真実であれ、とにかく、キリストが告げ知らされているのですから、わたしはそれを喜んでいます。これからも喜びます。(フィリピの信徒への手紙1章18節)』

北朝鮮の地下教会で信徒たちの礼拝の姿がメディアを通して初公開された。

朝鮮日報とTV朝鮮は、去る2007年撮影された北朝鮮信徒たちのお祈り姿などを一日公開した。

北朝鮮団体のソウルUSAが提供したというこの映像は、65分くらいで咸鏡北道・淸津のある住民の家で密かに礼拝を捧げているところとお祈りする姿を映像に入れた。

画面の中にいる3人の信徒たちは両手を合わせて“天の父なる神様、この国の公民の先はますます悲惨になっていくのに、どうして慈悲を施してくださらないでしょうか。故・金正日総書記が生きている限り、本当にこの国の公民は明るい世の中を見ることが出来ません”と祈った。

家族に見られる男性二人と女性一人は礼拝を捧げる前、すべての壁に掛けてある故・金日成総書記と故・金正日総書記の肖像画を、壁から引き離して下に置いた。この映像では“この国は独裁政治が振舞ったことで、数々の人々は飢え死にして、監獄に入ってからは殴られて死んでいます。父なる神様、あなたの息子、娘が死んでいるのになぜ、救いの手を差し伸ばしてくださらないでしょうか?”と祈っている女性の姿も放映した。

ソウルUSAフォリのヒョンスク会長は、“映像に登場した信徒たちは2007年捕まえた後、連絡が繋がらなくなった”と言う。TV朝鮮アナウンサーは、彼らは皆処刑された可能性がとても高いと伝えた。この映像では北朝鮮側の配達人が現職軍人であることが確認されて驚きを与えた。

‘バイブルルート’と呼ばれるルートから、礼拝映像だけではなく、飢えている北朝鮮の住民たちの姿など内部事情についても情報を得ている。このように現在も北朝鮮に向かう使役者たちの情熱は冷めることはなかった。発覚されれば一族が災いに遭ってしまうが、太陽熱、USBなど、様々な方法で中国から聖書を持っていく北朝鮮の地下教会の信徒たちがいる。

米国や韓国宣教団体はドラマやDVDをUSB等に入れて差し入れる際に、北朝鮮住民のために説教映像を編集して組み入れるなど、脱北時の救助要請連絡先なども入れたりする。このように今でも死の危機はあるが、色々な方法で聖書と福音が北朝鮮土地に流れている。 米国ピュルロ神学大学院は北朝鮮内のキリスト教徒は最小13万5000人、殉教者数は1万6000人以上になると明らかにした(出処:朝鮮日報 総合)。

しかし、わたしを通して福音があまねく宣べ伝えられ、すべての民族がそれを聞くようになるために、主はわたしのそばにいて、力づけてくださいました。そして、わたしは獅子の口から救われました。(テモテへの手紙二 4章17節)

愛する神様、映像に映った北朝鮮の信徒たちのお祈りを通して、彼らの心にどのような痛みや苦しみがあるか見させてくださり感謝します。主よ、北朝鮮の信徒たちに主の助けと哀れみがないようで心が痛いです。既に彼らの心をご存知でおられる主よ、彼らを恵んでくださり、主の働きと慰めを見るように彼らの目を開いてください。いかなる苦しみでも信仰が弱まらないように、信仰を堅く立たせてください。現在も北朝鮮の信徒たちにいて力を与えてくださる主を賛美します。また、北朝鮮にキリストを伝えるために働いている使役者たちを主に委ねます。福音を伝えるために主が許した様々な方法を教えてくださり、信仰で従順するようにしてください。どんな方法を取っても、ただキリストの十字架の福音を伝えるようにしてください。今日も、それから北朝鮮にも唯一の福音となるイエス・キリストを褒め称えます。

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