“喜びを超えて栄光へ”

Date

2013年12月9日

愛の主、イェスよ。私の喜びになり、いまは、またも永遠に栄光になり(讃美85)

べダニヤの村、ラザロの死は、彼を知っていた人たちに大きな衝撃と悲しみを与えた。それはラザロを愛していて、たまに訪ねていた、特別な方であるイェス様のためにもっともだった。

あの方さえいらっしゃったら、奇跡と能力によって、盲人も足萎えた人も直してくれた、彼がもうすこし早く来てくださったら。。。切実なお願いをしたのにかかわらず、結局来てくれなかった、あの方のせいでだれよりも、ラザロの妹であるマルタとマリアに、お兄さんの死は深い悲しみと絶望、寂しさだった。

死んで墓に葬られて四日、全ての希望を飲み込んで、固く閉ざされている墓の前に、とても遅くにきてくれたイェス様がみすぼらしく立っていて、彼を囲んでいた群れのすすり泣きとひそひそ話しているのが聞こえた。

‘盲目の目を開けたこの人が、彼は死ねないようにできなかったのか!’すべてのユダヤの地をさわがした、天の権能と福音で希望を与えてくれたイェス様さえ、死を防げなかった現実が、もっと失望させた。‘’やはりそうでしょうね。‘’

だれよりもいつもイェス様の足の下に座って、真理を聞いて感動したマリアには、そのキリストの秘密がもっと空しくて、散った破片のように混乱した。完璧な死の勝利のように見えた。少なくともその次の事が成される前までは。。。

ラザロよ、出て来なさい!墓に向けて叫んだイェス様の一言が、死の権力を破って、すべての絶望の暗闇を散々に破って、命の光の前で、すべての真理が現れるようになった。死んだラザロが生き返ったのだ。神様の権能が臨んだのだ。このことはイェス様、彼が言ったすべての真理と主張が、事実であることが確認された瞬間であった。 彼が行った今までの奇跡は、天の跡形であることが明らかになった。彼に対する敵たちの計略、悪口、疑いは空しい事になってしまったのだ。

状況はとても単純だった。イェス様と彼の全ての主張を受け入れるか、あるいは死ぬか、その以外は他の選択はなかったのだ。ただちに祭司長とパリサイ人たちの会議はイェスを殺すことで結論した。イェス様がもうすでに予言された十字架の死も、ラザロの復活で避けられない事実として確定したのだ。

喜びも間もなく、恐ろしさの気流が寄せ押せていた。ただちに激烈な渦巻きが起きるだろう。暴風の前日のような十字架の事件が起きる数日前、ベダニヤ村では復活したラザロとイェス様のための祭りが開かれた。皆が喜びと驚きで興奮して、奇跡に関する話がなされていた。

その時、予期されてない事が起こった。マリアは皆がいる中で、イェス様の頭と足にすごく高価で純粋なナルドの香油を持ってきて、自分の髪の毛でイェス様の足を塗る衝撃的な行動をしたのだ。

だれもが理解できなかった。いや、やりすぎの事だった。非難が降り注がれた。しかしマリアにはこの事が、死んだお兄さんが復活した、ただ一つの喜びの奇跡だけのための行いではなかった。絶望の先端で復活の奇跡を通してキリストの十字架の秘密の栄光に気付いた喜びの現れだった。

彼はもっとも尊い神様の息子であり、栄光と尊敬を受けられる万王の王であり、十字架の死によって死の権力を破り、復活の栄光を受けられる栄光の救い主である。その栄光の信仰によって、苦難に向けて歩む彼の死のため、香油が注がれた。

喜びを超えて栄光へ!イェスキリスト。彼は私一人だけの喜びにとどまらないのだ。彼の栄光に値する尊敬をささげないといけない。マリアは非難を気にせず、最高の敬拝をささげて、皆の前で主に栄光をささげた。十字架を宣布したのだ。

いま、十字架の死の前に信仰を持って帰り、神様が私の人生のすべてになり、かれの不思議な命の能力で生きる者たちが喜びの信仰の歩みを歩みだすのだ。そして私の中で起きた奇跡に興奮して、それを守るのに右往左往して日常に流されて前に進めない人たちがいる。これからは私一人の喜びを超えて主の栄光に進まないといけない。

私の死は最後ではなく、神様の栄光の豊かさで歩み、彼が私の全てになる事だけではなく、私が彼の全てに同行するのが信仰である。私一人の限界だけを満たす福音ではない。全世界を覆う栄光に充満する福音である。

貴方の香油を持ち上げて、十字架の前に出なさい。割って彼の足に注ぎなさい。私が割ったところで生きて真になるイェスを神様として仰ぎなさい。宣布しなさい!悪の世が暴れて、死の権力の錆びた刀で脅かすだろう。非難の毒説でイスカリオテのユダの舌を使うだろう。

いま復活の神様が宣布する。‘この女は出来る限りのことをしたのだ。すなわち、私の体に油を注いで、あらかじめ葬りの用意をしてくれたのである。よく聞きなさい。全世界のどこででも、福音が述べ伝えられる所では、この女のした事を記念にして語られるであろう。’(マルコ14:8-9)

福音を恥じてはいけない。福音と共に運命をしてください。喜びを超えて栄光へ!(詩60:4、詩72:17)

〈キムヨンイ巡回宣教団代表〉-その日が来るまで-から転載

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