“いま、私たちの子供たちのために泣いてくれる人が必要です!”

Date

2013年12月9日

次世代のための福音とお祈りで仕えているシンーユジョン牧師(マハナイム十代教会)

ソウルのガンナムの大道路辺の地下に十代たちのための教会がある。ここで十代の青少年が毎日朝礼拝を捧げて、学校に登校して、毎日み言葉を黙想した内容をスマトフォンで牧師と友達が共有する。週中には親と共にみ言葉と祈祷をして、お休みになると一週間の間特別朝の祈り会が開かれる。

青少年たちが中心になって、一週間間ネヘミヤ52祈祷が開かれる。この教会に仕えているシン牧師は次世代を生かす道は福音とお祈りが唯一な答えだと言う。次世代を福音とお祈りで仕えるようになった過程を聞いてみた。

– 仕えている教会の名がマハナイム十代教会ですね。十代青少年だけの教会ですか。

“青少年のために始めましたが、十代青少年たちだけがいる教会ではありません。十代の青少年たち10名と大人10人ほどが、家族共同体のように共に礼拝を捧げています。十代の子供たちは多数が中学生で、大人は主に親たちです。”

– どのようにして十代のために始めるようになりましたか。

“初めは私の子が通っている教会の教会学校の行事を手伝いながら先生になりました。それでだんだん子供たちに対しての心を抱くようになりました。その中、子供たちが頻繁に変わる先生には心を開かない事を知るようになりました。それで子供たちを専門的に仕える者になろうと思い、神学校へ行って子供たちのための働きを始めました。”

頻繁に変わる先生に背向く十代

– 当時教会学校で仕えながら感じた心をすこし分かち合うならば。

“教会学校の先生と伝道師として10年間仕えながら一言葉で言うと、もどかしさでした。教会学校で青少年時期へと行く子供たち中、少ない数が教会を離れます。世を追いつく子供たちを止めない無能力で無気力な私たちの教会の姿がもどかしかったです。

実は私も不信仰の家庭で生れて、小学校の時、クリスマスなどの行事がある日、教会に行った記憶があります。後で試練と辛さを通して神様に出会ってみると、‘幼い時、神様に出会ったならば、どんなによかっただろう’と思い、子供たちに向けての切実感が増していました。”

– マハナイム十代教会を開拓するようになった過程を聞かせてください。

“教会学校は親たちが礼拝を捧げる間、少し預ける‘遊び部屋’になるのを見るしかない時間がありました。そんな中、ちゃんとした教会学校の働きをしようと考えて悩んだ時間を持ちました。そのように始まったので子供たちの心を得るために、命をかけて教会学校の礼拝を準備しました。礼拝はイベントにならないといけないと思って、賛美、ゲーム、イベント、多様なプレゼントなどで子供たちを集めました。サッカ部も作って楽器も教えました。初めは反応もよかったし、子供たちの数も多くなりました。 しかし限界にきました。そして仕えていた教会で働けない状況になりました。それで十代のための働きをするため、マハナイム十代教会を開拓しました。”

– 10代を中心にした教会は何か特別な面があるようですが。

“子供たちを教会にとどめるために子供たちが好きそうなあらゆる手段と方法を動員して努めて得た結論があります。それは結局子供たちを福音の前に立たせないと、どんなイベントとプレゼントでも子供たちの心を捕まえないことでした。十代のための教会だといって特別な教会ではありません。大人も子供たちも福音とお祈りを植えない以上希望がありません。”

– 働く過程中、大変なところと問題はなかったですか。

“実際に子供たちが多くの辛さと問題に追われているので、初めは子供たちの問題を解決するために子供たちと戦わないといけないと思いました。しかし問題の根本は親にある場合が多いです。親たちが子供たちの霊的な問題をお金で解決しようとして、‘牧師‘のような専門家に預けようとする態度を見ると、まるで士師記17章の息子を祝福するためにお金で愚像を作って、個人の祭司長を立てたミカのお母さんが浮かびます。

ここソウルのガンナムの子たちは親が大部分共働きです。時間が絶対的に足りない親たちがお金で子供たちの必要を満たそうとする傾向があります。そんな場合に子供の大部分は親に対しての不満が大きくて、だんだん反抗的になります。そして親たちも反抗的になっていく子供たちをみて辛くなります。親と子供たちの間に深刻な葛藤があるという事実を、ここで礼拝を共に捧げながら知りました。”

– こんな問題に対してどのように対処しましたか。

“実例で、とても寝たがる子がいました。どんなに起しても日曜日の朝に起きなくて礼拝にいつも遅くなって、いつも疲れていました。深刻な水準でした。その子のために礼拝時間を延期したほどでした。しかし問題は子供のお母さんが、子供に怒るばかりで、子供を病院へつれていってなかったです。しかし後で病院へ行ってみたら、その子は甲状腺の病気を患っていたのです。お母さんの無関心といろんな誤解で、ストレスをうけた子が病気になったのです。しかしお母さんと子供が共に福音の前に立ち、共にみ言葉と祈祷をするようになって、いまはその子は完全に治りました。”

親の無関心、子供の反抗誘発

– 大人と子供たちが共にみ言葉と祈祷をしますか。

“はい。このみ言葉と祈祷を通して、親たちと子供たちが真理の前にお互いに話し合い、交わるようになりました。初めは大人たちと子供たちが共にみ言葉と祈祷をささげる自体が不可能に思われました。親たちは子供たちに、‘ちゃんと座って、何でそうなの。。’とずっと言い続けて、子供たちは言うことを聞かないし・・・それでみ言葉と祈祷の場が修羅場になったりもしましたよ((笑)

しかしずっとみ言葉と祈祷を捧げていくなか、お互いを意識してみ言葉に反応し始めました。そして聖霊様が与えてくださる感動によって、み言葉の前で正直に分かち合うようになって、親と子たちがお互いを分かち合い、理解し始めました。実は子供たちの中には、‘私のママがなくなってほしい’、‘私のパパは絶対許せない’、‘ママ、パパは私には障害物だ。’という子もいました。3年に過ぎた今は、こんな不信と嫌味はなくなりました。まだ積極的に愛の表現はできないが、親を心配して祈ります。”

▶ ある10代の青少年がスマートフォンで共有した黙想内容

– この働きをしながら一番つらかったところは何ですか。

“子供たちに仕えながら結局親たちの問題にぶつかります。本当に大変です。子供たちとは違って、大人たちは教会でいくらでも仮面をかぶって偽装できますね。実体が暴かれると本当に他の人になって教会を離れます。そんな過程で、‘牧師が間違えた’という恨みと避難が起きて、辛い時間がありました。辞めようかと思いました。”

– どのようにその苦難を乗り越えましたか。

“福音が全ての回答です。辛い事を経験して、再び福音の前に立った時、私の中で、‘私は子供たちをうまく扱える’という高慢な心があったと気付きました。私としては、この子供たちと聖徒たちを愛せない絶望がありましたが、この子たちとこの家族でなかったら、私が福音の前に立ってなかったと思います。この働きを通して、私が神様の前に、福音の前に立つ祝福の場がありました。”

– 子供たちに仕えながら神様が教えてくださった悟りがありましたか。

“子供たちの外側を見て判断するといけないです。子供たちは気が早く変わるし、考えが動きます。子供たちの本心と表現が本当に違う事を知って、一テンポ遅れてみないといけないです。以前はそれが分からなくてずっと指摘をしました。しかしずっと待ってばっかりしてもいけないです。子供たちが自発的に、自らできるようにと何カ月待っていた時がありましたが、導いて教えないと何も起きないことを知りました。子供たちには最後まで責任をもって導く人が必要です。親と牧師がその役割をしないといけないです。”

– 子供たちを教えながら限界を克服した事例がありましたか。

“み言葉と祈祷の場合、子供たちがこの祈祷をしてから一年に過ぎても祈祷の時間が短かったです。それで接続詞をつけて一文章ずつもっとお祈りをするようしました。初めは‘そして’、‘しかし’をつけて祈るようにさせました。以後には‘それで’、‘なぜならば’を入れました。そうしたら子供たちが祈るために、み言葉をもっと深く考えて、み言葉自体を引用するようになりました。いまは子供たちはよくできます。しかし面白いのは子供たちの国語成績が大部分90点以上もらうようになりました((笑)。子供たちも自分たちの成績がなぜ上がったのか知っています。”

“接続し繋げる”お誘いに祈りが長くなる

– これからのビジョンとかお祈りの課題があったら教えてください。

“以前にはビジョンとか計画が多かったです。子供たちが思う存分走り回って礼拝できる‘遊園地’のような教会をくださいと祈った時もあります((笑)。

しかし、今は何もないです。実は教会が信仰教育だけよくやればいいと思いましたが、そうではなかったです。子供たちが大部分の時間を送っている学校の現場は戦争場のようです。教会でどんなに努力しても、学校へ行くと無気力になる子供たちの姿を見ます。とても切なくて心が痛みます。

しかし子供たちが福音とお祈りで回復するのをみながら、希望をいだきます。いまはどのようにすればいいのか、よく分かりません。この働きを始める時に、神様が、‘貴方たちの子供たちのために泣きなさい’というルカの福音書のみ言葉をくださいましたが、だんだんそのみ言葉に気付きます。いまは泣くしかないです。そして子供たちのために共に泣いてくれる人が必要です。”

J.S

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