折れない命として咲いた少女の叫び

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映画はある遊牧民である少女、ワリス・ディリが偶然の機会にフャッションモデルになって、世界的に成功するお話である。

しかしまた一方ではこの映画は神様の心で一回も忘れたことがないアフリカの女性たちの苦しみの叫びを乗せている。映画は実話であり、主人公であるワリス・ディリの名は砂漠の花と言う意味である。砂漠のお花。希望を見つけられない死と苦痛の巨大な砂漠で咲いてあるお花である。

主人公であるワリスはお父さんによってある年老いた男の4番目の妻として強勢結婚が決まって、その夜砂漠を脱出する。荒い野原、石山、やせ地で渇いた地を歩いて血まみれになった足で冷たい風、飢えに耐えて木の葉っぱを食べて、寂しさと恐れで過ごしていた強い砂漠のお花!

紆余曲折の末に、ロンドンまでくるようになったワリスは一人の友たちの助けによってファーストフード店で働いて、有名な写真作家に選ばれて‘もっと良い人生’のためにモデルの仕事をした。最高のモデルになって、多くのものを持ったが、これが‘もっと良い人生’でなないと気付いた。

自分が何を言って、何をしないといけないのか、‘もっと良い人生’より価値あるものは何であるかを知った彼女はモデルの仕事を辞めて、ついに幼い時の彼女の人生を変えたその日に対して口を開いた。

彼女の人生が変わった日。それは運よく有名な写真作家に選ばれたその日ではなかった。お母さんの手を握って、岩の山へ向かったその日。岩の山で待っていたのは汚くて鋭いカミソリと木のとげだった。

それで泣き叫んでいる赤ちゃんの性器を切って生殖器を縫いで小さな穴だけを残したその日だった。子供はその後、砂漠の岩の山に捨てられて何日間血を流して、傷に感染されて熱は発生した、3歳の幼い子供としては耐えられない時間を過ごした。

ワリスはUNでその日以来、辛かった日々と女性割礼で死んだ自分の姉妹たちの話を言った。コランにもないこのことを、男性たちの情欲と慣習という理由で3000年のアフリカの歴史で行われてきたことを告発した。そしてアフリカの女性たちも他の女性たちと同じ女性であり、少数がやられていることが多数に影響を及ぼすことであると演説した。

.映画を見る中ずっと、私の幼い二人の娘と重なってきて胸が痛かったが、もっと胸を痛めたのは砂漠のお花のようなワリス・ディリの叫びで何を変えられるか、また砂漠のお花のような私のお祈りで何をかえられるかであった。まだ一日6000人のアフリカの女性たちが女性割礼を受けていて、このことで苦しんでいる1億3000人の女性たちの目が忘れられなかった。

しかし神様はおっしゃった。‘見よ、わたしは新しい事をなす。やがてそれは起る、あなたがたはそれを知らないのか。わたしは荒野に道を設け、さばくに川を流れさせる。’(イザヤ43;19)

私が幼い二人の娘を考えてアフリカを見つめる心がこのようなのに、天のお父さんの心はどうであろうか!あの方は砂漠のお花の叫びであっても、一人の祈りだとしてもおっしゃったように砂漠に川を流れさせて荒野に道を作る方である。

.あの方は圧制されている孤児と未亡人のお父さんである。今日も変わらぬ愛を根拠にして、女性割礼の問題のために祈って行こうとする。新しい事を成してくださる神様を賛美しつつ。

( ドラマ| 英国、ドイツ、オストリア | シェリ・ホマン | 127分 | 2009)

ハン・ボヒョン宣教師

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