40年以上北アフリカのアレクサンドリアで牧師だったアタナシウス牧師。正統三位一体論を守ってきた彼は異端者たちの計略によって24年間6回も追放されていた。
ある日彼が働いていた教会に武装した軍人たちが囲んできた。教会の門を壊して入ってきた軍人たちは会衆と聖職者たちを教会の外へと追い出した。彼を謀略していた反三位一体論者たちはアタナシウス牧師がコンスタンティウス大祭に反逆をしたと告発したためであった。
その苦難の時間をともに耐えてきたナジアジュスのグリゴリさんはアタナシウス牧師をこのように語った。
‘彼は本当に謙遜で、すべての人たちに真剣だった。それで人たちが彼に近寄りやすかった。説教の時には暖かくて、親切で、情熱的だった。自分を非難する人に逆に優しかった。’ [GNPNEWS]