数年間、内戦状態に置かれたシリアを脱出しレバノンに住み着いた難民たち、特にクリスチャンの難民たちがイスラム武装グループ、イスラム国家(IS)追従勢力たちのISに対する忠誠の強要とイスラムへの改宗の強要などで苦しんでいる。
シリアの政治不安でレバノンに入国した難民の数は150万余名に達する。彼らの大半はスン二派のムスリムであるが、クリスチャンもかなりいることが知られている。
最近、外信と現地の消息筋によるとシリア政府軍によって追い出された数千名のシリア反乱軍がレバノンにあるシリア難民キャンプなどに移動、ここにいる難民たちにISに対する忠誠の誓いを強要しながら教会とクリスチャンたちを攻撃すると脅かしている。
消息筋によるとレバノン北部の港町、トリポリ近郊の教会の壁面には教会と聖徒たちを脅かすアラビア語の落書きの痕跡が多く見られる。主な内容は「イスラム国家は十字架を崩して我々はおまえ達を殺害して十字架を崇拝する者たちを一人残らず殺す」と言う。
またレバノンのシーア派の政党にして武装グループであるヒズボラは難民たちがいるベッカー渓谷とトリポリなどのスン二派の本拠地がISの次の戦場となると言っていると消息筋は伝えた。
一方、このような状況にクリスチャンの難民たちは自ら防御する為に武器を手にする計画である。ある若いクリスチャンは「イラクのモスルで見たように世間は私たちを保護しないであろう。私たちは私たち自ら生存の為に立たなければならない」と言った。〔GNPNEWS〕
この戦いではあなたがたが戦うのではない。しっかり立って動かずにいよ。あなたがたと共にいる主の救いを見よ。ユダおよびエルサレムよ。恐れてはならない。気落ちしてはならない。明日、彼らに向かって出陣せよ。主はあなたがたと共にいる。(歴代誌20:17)
祈り:主よ、レバノンにいる者たちを保護し、彼らが武装をしようがしまいが、ただ主に助けを求め望み、何より主を信頼しますように。武器やこの世や彼ら自身に頼るのではなく、この戦争がヤハウェにあることを見させてください。