延世大の校牧室、「チャペルに参加したかどうかを単位に含め卒業単位に反映する」
▶1000余名が参加する 延世大チャペルに参加した学生たちの姿
キリスト教系の私立学校であった延世大学がこれまで信仰チャペルと一般チャペルに分けていた学内の礼拝の集いから信仰チャペルを廃止することにした。その代わりにクリスチャン学生たちが参加できる礼拝の集いを週1回程、別途に捧げる方案を模索することにした。
延世大の校牧室は今年の2学期が始まる9月から非クリスチャン学生が絶対多数を占めている現在、信仰チャペルに参加していない学生たちを勘案して一般チャペルを単一化しながらも、チャペルに参加したかどうかを卒業単位に反映する方針であると4日の本誌との電話での会話で明かした。信仰チャペルと一般チャペルの区分は礼拝が始まるまえに賛美の時間があるかどうかによって区別される。学校側はチャペル統合後、礼拝時間をどう処理するかは、まだ決定していないことが分かった。
延世大のチャペルは5月初旬にある在学生(キム・ソジン、看護2)が「延世大のチャペルで多元主義、繁栄の神学、個人のサクセス・ストーリーのような聖書の真理とは無関係な講義が多い」と述べ「チャペルで福音を聞けるようにしてほしい」と大字報を貼り、キリスト教界の関心を集めた。
しかし、このようなチャペル統廃合の方針で延世大のチャペルの講義内容が福音のメッセージを通じた礼拝の回復に繋がるかは不透明である。
このような学校の校牧室側の改編方針に対してキム・ソジンさんは「重要なのは上辺でなくチャペル時間のメッセージそのものにある」と言い、「チャペルが礼拝の集いであるだけに福音を宣して、神様を知らない魂たちが福音を聞いて回復できるようにするのがチャペルの存在理由で進むべき方向」であると言った。
一方、校牧室は今までは一学期の間、週1回、参加するようにしたチャペル参加回数が2/3以上である場合、「パス(通過)かノンパスであるかだけを分けたが、単位制を導入すると学生たちのチャペル参加が増えるものと展望した。これまでチャペル参加回数によって「パス」した学生は全体の30%程に過ぎなかった。」
校牧室の関係者はこれからチャペルの講師に牧会者の比率を30%程に維持するが、残りは学内のクリスチャン教授たちがメッセージを伝えるようにする計画であると付け加えた。