地中海の明るい日差しが差し込むスペイン南部の港町、マラガ。1年のうち雨の日が50日にも満たないほど日差しが豊かで、冬が暖かい都市だ。宿舎から見下ろしたここトーヨー市場は、些細な物を売買しながら旅行客の目を引いている。マラガの午後は平穏極まりない。
しかし、何事もなかったかのように穏やかなスペインの風景の裏には同性愛、性転換の風が吹き荒れている。スペインは12月22日、クリスマスを3日後に控えて16歳以上の未成年者も医師診断なしに性転換を可能にした。スペイン下院が16歳以上であれば、医学的所見がなくても誰もが法的に性別を変えられるよう、国家身分証の性別変更手続きを簡素化させる法案を通過させたのだ。これまでは性転換者が法的な性別を直すためには性別違和感を経験しているなど、複数の医師の診断が必要だったが、これからはこのような条件がすべて必要なくなった。原案通りに上院を通過すれば「転換療法」が禁止され、LGBTを狙った攻撃も処罰できる。主がくださった地中海の日差しを受けるように、創造秩序の美しさを受けて享受するスペインに回復することを願う。
「私のきょうだいたち、あなたがたの中で真理から迷い出た者を、真理へと連れ戻す人があれば、その人は、罪人を迷いの道から連れ戻し、彼の魂を死から救い、また、多くの罪を覆うことになると、あなたがたは知っていなさい。」(ヤコブの手紙5:19~20) [福音祈祷新聞]
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