母親の背中に乗った子供が、ぐっすり眠っている。母親の体を通して伝わる母親の声と呼吸が子守歌となり、母親の動きにも関わらず子供を夢の世界へと導いている。母親の胸の中、それは最も安全な場所。まるで神の懐のようなそんな場所。

しかし、西アフリカのサヘル地域に位置するブルキナファソは、国土の40%が政府の管理外にある。そのため、最も不安定な国の1つとなっている。2022年に2度のクーデターの末、イブラヒム・トラオレ大位が率いる軍政が権力を握った後、サヘル地域で対テロ作戦を展開してきたフランス軍が昨年2月に全面撤退するなど、西側諸国との関係も悪化している。ブルキナファソでは2015年から、ISIS(アイシス)と関連する武装集団の活動により2万人以上が死亡し、200万人を超える難民が発生した。この地の魂を神の安全な懐に導いてください。神の国がこの地に臨むように。

「主の名は堅固なやぐら。正しき者はそこに走り寄り、高く上げられる。」(箴言18:10)

[福音祈祷新聞]

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